2026年4月6日、カナダ・トロントのロジャース・センター。ドジャースはシーズン序盤から絶好調の打線をブルージェイズ戦でも存分に発揮した。初回表、テオスカー・ヘルナンデスが今季2号となる2ランHR(102.2mph・371ft)を左翼スタンドへ叩き込み、いきなり2-0と試合の流れを掴む(WPA+18.2%・試合最大)。3回表にはフレディ・フリーマンが今季3号2ランHR(108.5mph・438ft)で追加点、6回表は大谷翔平が今季3号ソロHR(107.8mph・414ft)とアンディ・パヘスの2点二塁打で3点を積み上げる。そして最大の見せ場は7回——ダルトン・ラッシングが今季2号ソロHR(107.4mph・415ft)を放ち、続けてフリーマンのタイムリー二塁打、テオスカーの2点タイムリー安打で4点ビッグイニングを形成。さらに8回もラッシングが今季3号ソロHR(109.0mph・413ft)と2試合連続ではなく同一試合での連続アーチという離れ業を見せた。先発ロブレスキーは四球が4つと制球に課題を残したものの5回1失点で今季初勝利。最終スコア14-2の圧勝でトロント遠征の初戦を制した。
WPA上位2プレーがテオスカーのHR(+18.2%)とフリーマンのHR(+12.0%)と、ともに初回〜3回の早い段階で試合が決定的な方向へ傾いた。5本のHRが飛び交ったこの試合で特筆すべきはフリーマンの108.5mph・438ftという今試合最高スペック——バレル判定圏内の完璧な当たりだった。ラッシングの同一試合2発(7回107.4mph・8回109.0mph)はいずれも打球速度が高く、右中間方向への安定した長打力を示している。TOR側の最大WPAはクレメントのテキサスヒット性打球(66.3mph・B1)のみと、実質的にドジャースが試合全体を支配したことが数字にも表れた。
WPA1位のテオスカー2ランHR(+18.2%)と同2位のフリーマン2ランHR(+12.0%)が1〜3回という早い段階で炸裂し、試合はほぼ序盤で決着。打線の核となる両打者がそれぞれ4打点・3打点と申し分のない活躍を見せ、チームの攻撃の厚みを証明した。
4打数4安打・7回2号(107.4mph・415ft)・8回3号(109.0mph・413ft)と圧巻のパフォーマンス。シーズン数字も.667/.2.367と規格外で、もはや「開幕の好スタート」では片付けられない実力を示している。今後のスタメン定着が楽しみな存在だ。
5回1失点(BB4)でシーズンERA 4.00。四球の多さは次回登板に向けた修正ポイントだが、要所での粘りを見せ打線の援護を生かした。後を受けたクライン(2回0ER)・エンリケス(1回0ER)が安定したブルペンワークでつないだ点も評価できる。
ロジャース・センターでの遠征シリーズが続く。マックス・シャーザーを打ち崩した勢いそのままに、シリーズ制覇を目指したい。なおM・ロハスが9回に位置野手登板(1失点)しているが、14点差での余裕の展開ゆえのブルペン温存策であり問題はない。

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